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タグトレイルランニングレース

2018/09/10new

【PGTA参戦記】CP2 午後8時30分のフライトがない……

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2015年、第30回サハラマラソンに出場した。
そこで苦楽をともにしたメンバーを、私がいまでも大好きな理由の一つが「有言実行」なこと。
一旦みんなの胸が高鳴ると、言葉は現実となる。今回もリーダー(サハラマラソンのときからそう慕う、人生の先輩)からPeneda-Gerês Trail Adventure(ペネダ ジェレス トレイル アドベンチャー:以下PGTA)というレースを紹介されてから1年後、私たちはポルトガルの地に立っていた。
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私にとって、今回が人生2度目のステージレース。
初めてのステージレースはサハラマラソンだった。サハラマラソンは、1週間かけて砂漠の中を約250km走破する過酷なレース。しかも1週間ぶんの食料、衣類、寝具、すべて背負って走らなければならない。
いっぽうPGTAは、1週間かけて国立公園の山の中を走る。毎日スタート近くのホテルに滞在し、朝昼晩のご飯は大会側が用意してくれる。とくに夕飯は地元ポルトガルの美味しいワインが飲み放題!
「これはサハラよりだいぶラクそうだぞ……」と、不安よりも楽しみが大きかった。
(それがじつに大きな間違いだったことに気づくのだが、それはもう少し後の話)
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私は国際教育の出張授業の仕事と、プライベートの予定の両方が相まり、2018年の4月からアルゼンチンに滞在している。今回ポルトガルへも、アルゼンチンを起点にブラジルのリオデジャネイロ乗り継ぎで向かった。
フライトは午後8時30分。現地には午後1時30分に到着。何度も時間を確認し、当日をむかえる。午後2時30分~4時にピックアップをお願いしていた知り合いのタクシードライバーから、「嵐だけど、飛行機飛ぶ?」と連絡が入る。確かに外は雨風が強い。念のため離発着情報を確認。

「ん?午後8時30分のフライトが、そもそもない……」
そんなはずはない、何度も確認した。ともあれ、便名がわかる。便名で検索してみよう……と、予定のフライトが何事もなく表示されるではないか。なんだ、あるじゃないか、そう安心したのも束の間。
フライトの時間が、午後8時30分ではなく“18時30分”と表示されている……、出発当日になって痛恨のミスに気づく。時刻は午後3時。慌ててタクシーに乗り込み、嵐の中空港へ車を飛ばす。
通常空港へは2時間ほど。タクシーの運転手に「とにかく急いで!」と、混雑したブエノスアイリスの高速道路をハイスピードで空港へ。16時30分、空港着。ヘロヘロになりながら空港に入ると、ファイナルコールで自分の名前が呼ばれている。

1人PGTAステージ0。
全力疾走で飛行機に飛び乗る。嵐で揺れる機内の後部座席に体を埋め、秋のブエノスアイレスから春のポルトへと季節と国境をまたぐ。

CP3へ続く。

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加藤功甫(かとうこうすけ)
1988 年 長野生まれ。特定非営利活動法人Connection of the Children(CoC)代表理事。2011年にユーラシア大陸2万 kmを自転車で横断したことを皮切りに、いままでに世界 70カ国を旅する。その想いを軸に2014年にCoCを創業。小中学校への国際教育の出張授業や、多世代多国籍が集うシェアハウスCASACOの運営、留学生と行くサマーキャンプなどを実施している。2013年、2014年にロングディスタンストライアスロンで世界選手権に出場。2015年には第30回サハラマラソン完走。2018年4月から7月は南米の教育現場をつなぐ旅を実施。

加藤さんの普段の活動はこちらから!
http://coc-i.org/news_blog

 

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