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普段から血圧が高めなのですが、トレーニングを続けても大丈夫でしょうか?

血圧とは、血液が血管を通るときに血管にかかる圧力のことです。心臓はポンプのように伸縮することで血管を介して全身に血液を循環させていますが、血液の通り道である血管がコレステロールなどの蓄積によって狭くなり、血液が通りにくい状態になっていると血管には強い圧力がかかってきます。これが高血圧と呼ばれる状態です。この状態が続くと、血管がもろくなったり、心臓自体がダメージを受け、心疾患や脳血管障害をはじめとした、生活習慣病を引き起こすことになります。日本では、日常生活において安静時の最高血圧が140㎜Hg、または最低血圧が90㎜Hg以上というのが、高血圧の基準値とされています。

運動は本来、血圧の調整に役立ちますので、トレーニングはむしろおすすめです。

ここで大切なのは、なぜ血圧が高くなったのか、その原因を把握することです。高血圧は、運動不足による肥満、脂っこいものや塩分のとりすぎなど、日常生活が原因になっていることも多いのです。そこを改善したうえでトレーニングに励んでください。

とはいえ、運動をすると血流量が増えて血圧が自然と上がりますから、あまり追い込みすぎず、運動強度を自分でコントロールしましょう。

過去にはこんな例もありました。普段から血圧の高かった人が、ランニングマシンでかなり強度を上げて走っていました。そして、練習を終えた途端に倒れてしまったのです。これは、「運動後低血圧」になったことが原因と考えられます。きつい運動により大幅に血圧が上がり、運動を止めた途端に急激に血圧が下がったのです。普段血圧が高い人は、いきなり100㎜Hg〜120㎜Hgに低下すると、落差がありすぎて非常に苦しく感じてしまうのです。これを予防するには、クーリングダウンが重要となります。トレーニングは段階的に終えるように心がけ、できるだけ血圧がなだらかに下がるようにしましょう。

ちなみに、ご質問された方の具体的な血圧はわからないのですが、あまりに高い値を示している場合や、不安をもっている場合には、トレーニングを行う前に一度医療機関を受診し、医師と相談のうえでトレーニングを行うことをおすすめします。自己判断は絶対に避けてください。

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