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体力をつけたいので、暑い夏こそがんばりたいです。あえて暑い時間帯に走れば体力はアップしますか?

体力には、筋力や持久力だけでなく、体の適応性といった要素も含まれます。たとえば、汗をきちんとかけるというのもランナーにとっては重要なことです。暑い時間帯に走れば汗をたくさんかけますので、いいことだと思いますよ。最初のうちはドロッとした汗が出て不快に感じるかもしれませんが、練習を続けるうちに、サラサラの汗に変わってきます。それは、暑さに対する適応性が高まったということです。しかし、炎天下での練習にはリスクも伴いますから、熱中症や脱水予防のために給水を心がけるなどの安全対策をとる必要があります。しかし、夏は1日中汗をかきますから、あえて一番暑い時間帯を選ばなくてもいいとは思いますが……。

そもそも夏になると、練習をさぼる人が多いようですが、季節感のあるトレーニングはとても大切なこと。クーラーの効いた室内にいるばかりでなく、夏は夏なりに、暑いところで練習すべきです。そうすれば、人間にもともと備わっている体温調節機能が高まり、レース時にも強くなります。とはいえ、長時間走るのは厳しいので、短時間内にスピードを意識したトレーニングを行うなどの工夫が必要でしょう。

また、日ごろはなかなか練習時間がとれない市民ランナーも、夏休みになれば時間にゆとりができ、走り込みができます。私が主催している夏合宿にも、毎年多くの市民ランナーが参加して、1日30kmの練習をこなしています。たとえば、午前と夕方にそれぞれ10kmずつ走ってみるとか、いつもは週に2回のところを、少しずつでも毎日走ってみるとか、普段より距離をかせぐチャンスでもあります。夏のうちにコツコツ積み上げたものが秋の練習の手ごたえにつながり、体力アップを実感できるのではないでしょうか。

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